もくじ
発刊にあたって
森永ひ素ミルク中毒の被害者を守る会 理事長 桑田 正彦
目次
はじめに
事件から60年の年を迎えて(四役会議)
第1章 世界に例を見ない事件、そして世界で初めての救済方法
1 事件の発生
2 被害児の親対の闘いとその限界
3 岡山県「子供を守る会」、ともし続けた闘いの灯
4 「14年目の訪問」(丸山報告)と守る会の再結集
5 恒久対策案の実現めざし、訴訟と不売買運動
6 三者会談の成立と確認書の締結
7 ひかり協会の設立
8 被害者救済事業の開始と守る会運動
9 救済の原則の確立と「被害者救済事業のあり方」の検討
10「あり方」の発展と受け皿組織づくり
11 ブロック制の実施
12 第一次10カ年計画
13 食の安全、事件の風化防止の活動
14 ひかり協会の運営と体制に関わる改革
15 第二次10カ年計画と「40歳以降のあり方」の一部改正
16 「三者会談方式」による救済事業の成果
資料
・「三者会談確認書」
・「松山合宿」の統一見解
第2章 新春対談(事件や救済事業に関係された方と守る会理事長との対談)
・2007年 細川 一眞 氏 (守る会相談役、ひかり協会常任理事)
・2008年 片岡 伸好 氏 (森永乳業副社長、渉外本部長)
・2009年 大塚 睦子 氏 (元大阪府立堺養護学校養護教諭)
・2010年 新妻 義輔 氏 (元朝日新聞記者)
・2011年 阪本欣三郎 氏 (元ひかり協会理事)
・2012年 伊多波重義 氏 (ひかり協会理事、元森永ミルク中毒被害者弁護団副団長)
・2013年 齋藤 紀 氏 (ひかり協会本部専門委員、広島県地域救済対策委員長)
・2014年 遠藤 明 氏 (ひかり協会理事長、元厚生労働省食品安全部長)
第3章 手記「重度被害者の父として母として」
・拓也とともに (和歌山・親)
・重症被害者とともに「50年の道のり」 (山口・親)
・郁己(いくこ)を育て、闘い続けた52年 (広島・親)
・「原因不明」の発熱から52年 (京都・親)
・隆の介護を手伝ってくれる長男家族に感謝 (大分・親)
・亡き夫とともに訴えた「守る会」の存続 (岡山・親)
・これからのことが、まだ心配 (兵庫・親)
・「MF5529番3缶半」で替えられた孝子の人生 (奈良・親)
・被害者の姉として波乱万丈の人生 (滋賀・姉)
・「身障手帳1級・療育手帳A」宏の命を支えてきた身内の団結 (香川・親)
第4章 各都府県本部からの投稿
・事件の風化防止と救済事業の継続・発展に向けて (東京都本部)
・ 守る会活動と私(滋賀県本部)
・京都での専門家と自治体の役割を振り返って (京都府本部)
・相談員としての歩みの中で (大阪府本部)
・河端拓也くん、河端典子さん母子との37年間の交流 (和歌山県本部)
・第6回日本母親大会で被害児の状況を訴えたお話を聞いて (岡山県本部)
・少しでもなごう生きんといけんけえ・・私の半生記と守る会運動(広島県本部)
・親から被害者へ (山口県本部)
・会員ニュース「すだち」が伝える県本部の活動 (徳島県本部)
・私の歩んできた道 (香川県本部)
特別寄稿
森永ひ素ミルク中毒事件とかかわって(遺稿) 細川一眞
略年表
あとがき