まだ「被害者対策対象者名簿」に氏名を載せることに同意する署名をされていない被害者の方は、ぜひ同意書に署名をしましょう!
名簿に載っている被害者にはサービスの配慮が
被害者の救済は、ひかり協会だけでなく行政も責任を持っています。その責任を果たすために、行政は、ひかり協会事務所から『被害者対策対象者名簿』の提出があったときは、その名簿に記載された障害のある被害者が保健福祉サービスを受けられるように配慮をすることになっていました。
高齢化に備え、健常な被害者も名簿に載せる
そして昨年から、被害者が高齢化してきたことにともない、今は障害のない健常な被害者でも『被害者対策対象者名簿』に名前を載せることができるようになりました。そうすると、将来老人福祉施設や在宅の介護サービスが必要になったときに、市町村の窓口できちんと相談に応じてくれ、場合によってはひかり協会と連携して対応してくれるようになります。
この『被害者対策対象者名簿』に名前を載せてもいいという被害者のかたは、ひかり協会事務所に連絡をして「同意書」を取り寄せ、サインして送り返してください。
名簿に名前を載せることの意義
今すぐに行政からの働きかけはないかもしれませんが、将来なんらかのサービスが必要になったときは、障害のある被害者以外の方にもきっと役立つことでしょう。「全被害者救済」という視点からも重要な取組です。
またこの取組が進めば、行政関係者は「身近なところにひ素ミルク中毒の被害者がいる」と認識し、事件が忘れ去られることを防ぐことにもなります。
守る会は、全国の仲間のみなさんが同意書にサインをし、この名簿に名前を載せるようにお勧めしています。ぜひ、よろしくお願いします。
(詳しくは、ひかり協会現地事務所にお問い合わせください。または、守る会本部事務局06‐6371‐5304までご連絡下さい)