“プロジェクトG”(社会生活や外出に困難のある仲間と一緒に出かける取組)報告
「生まれて初めてのカラオケボックスへ」
大阪府本部南支部 西村隆子・松村雅子
65歳の誕生日を目前にした10月中旬、生まれて初めてのカラオケボックスに連れて行ってもらいました。機会の操作はすべてタッチパネル。何をどうするのか興味津々。すべてをお仲間の方々にお願いして、私は歌うだけ。一人ではとても操作できなかったでしょう。
歌うのは高校の授業以来初めて。自分が音痴なのかそうでないのかも不安な中で恐る恐る歌ってみる。なんとなく安心。2時間余り楽しんで、帰るときには「また来たいな」と思うようになっていました。
ありがとうございました。(西村隆子)
この中に登場するお仲間とは、西村さんと同じ岸和田市在住の片山さん、小野田委員長、保田さんと私です。この4人で今年6月に、まず、ふれあい活動として西村さん宅を訪問させて頂きました。本当に仲の良いご夫婦で、「お父さんもコーヒー飲む?」と、大きな声で聞かれたのが私の心に深く残っています。
西村さんは30年ほど前に、突然、下半身がマヒしてしまうという原因不明の大病に侵されておられるのですが、大変明るく、前向きな人生を送ってきておられます。
今回のカラオケは、一度「カラオケにいってみたい。」と思われた、西村さんからの発案で実現したのです。西村さんがお好きなテレサテンの「償い」に始まり、50年前からのヒット曲オンパレードとなり、まるで懐メロ大会です。最後は皆で、高校時代を思い出し「戦争を知らない子どもたち」を合唱して、お開きとなりました。
みんなが「ホンマに歌えるのか?」不安な気持ちで始まったのですが、歌いまくったという感じで、帰りには、全員が明日へのエネルギーをもらえたような気持ちになりました。楽しいひとときでした。
(松村雅子)